ゲスト:株式会社コミュニティ・ケア 代表取締役 北楯 利宗 様(写真右)
(練馬区を中心に訪問介護・デイサービス等を複数運営。)
ホスト:株式会社ベアシステム 代表取締役社長 井上 俊(写真左)
1. 出会いのきっかけ:ITへの期待と、現場のリアルのギャップ
井上(ベアシステム): 北楯さんと最初にお話しした時、「ITで何かしたいけど、現場がついてこれるか不安だ」と仰っていたのが印象的でした。
北楯様(コミュニティケア): そうなんです。介護業界はとにかくアナログ。うちの現場も、LINEの操作すらおぼつかないスタッフがいます。世間で「AIだDXだ」と言われても、正直「うちはそれ以前の問題だよな」と諦めていました。
井上: 私たちが最初にご提案したのは、AIを入れることではなく、今のネット環境やリース契約の「整理整頓」でしたね。
北楯様: 驚きました。「AIの会社が、なんで通信費やコピー機のリースの見直しから始めるの?」って(笑)。でも、そこで浮いた経費や、紹介してもらった補助金で「自分たちの手出しを最小限にして新しいことに挑戦できる」というスキームを見せてもらって、これならリスクがないなと納得できました。
2. 介護現場の「最大のリスク」をAIで防ぐ
井上: 今回、特に力を入れたのが「運営指導(実地指導)対策」としてのAI活用です。
北楯様: これは本当に助かっています。介護経営者にとって、数年に一度の監査は本当に胃が痛い。記録の不備一つで「返還金100万円」なんて話もザラにある業界ですから。
井上: 現場のスタッフさんが入力した箇条書きのメモを、AIが「加算要件」や「不適切な表現」をチェックして、正式な報告書形式に整える仕組みを作りました。
北楯様: 今までは管理者が夜遅くまでかかって添削していたのが、AIが一次チェックをしてくれる。これだけで管理者の精神的な負担が激減しました。AIが「現場の言葉」を「行政に通じる言葉」に翻訳してくれるイメージですね。
3. 「業者」ではなく、隣に座る「身内」のような存在
井上: 私たちは「Make it Simple」を掲げています。専門用語を使わずにお話しすることを心がけていますが、その点はいかがでしたか?
北楯様: 井上さんは、良い意味で「ITの人」っぽくない(笑)。私たちの業界の課題や、練馬区のローカルな事情まで理解しようとしてくれる。PCの調子が悪いといった些細なことから、補助金の難しい書類まで、「まずはベアさんに聞こう」と思える。外注業者というより、月8万円で「プロの情シス担当」を一人雇っている感覚です。
4. 今後の展望と、同じ悩みを持つ経営者へのメッセージ
井上: 今後は、この仕組みをさらに磨いて、練馬区から「介護DXの成功モデル」を作っていきたいですね。
北楯様: 介護業界は、真面目にやっているところほど事務作業に追われて疲弊しています。でも、ITやAIを味方につければ、その分、利用者さんと向き合う時間が増える。 「うちの現場にはまだ早い」と思っている社長さんこそ、一度ベアシステムさんに「うちの無駄、どこにある?」と聞いてみることをお勧めします。きっと、明るい兆しが見えるはずです。
対談を終えて、北楯様が何度も口にされていた「安心感」という言葉が、私たちの胸に深く残りました。
ITやAIという言葉を耳にしない日はない昨今ですが、介護の現場で本当に求められているのは、きらびやかな最新技術ではありません。それは、日々の泥臭い事務作業から解放されること、そして「いつ来るかわからない監査」への不安を払拭し、目の前の利用者様に100%の力を注げる環境を作ること。それこそが、現場にとっての「真のDX」なのだと再確認いたしました。
ベアシステムは、単なる「ITの専門家」ではありません。 北楯様が仰ってくださったように、経営者の皆様のすぐ隣に座り、一緒に課題を悩み、共に汗をかく「身内のパートナー」でありたいと考えています。
「うちの現場はITなんて無理だよ」と笑う前に、ぜひ一度お話しを聞かせてください。 難解なマニュアルではなく、明日から現場が笑顔になる具体的な一歩を、私たちはご提案いたします。
(株式会社ベアシステム 代表取締役社長 井上 俊)